トマト

イタリア料理についてということで、今回はイタリア料理に無くてはならない存在、”トマト”について書きたいと思います。現在のイタリア料理に、トマトは無くてはならない存在です。

パスタのソースにしろ、ピッツァのソースにしろ、色鮮やかな赤が入ることが多いです。そこにパセリやバジルの緑が加わることで、互いの色を引き立て合う相乗効果をもたらし、食欲が増すのはもちろん、見た目でも味わうことが出来るのは言うまでもありません。

ですがそのトマト、食用として広まったのはそんなに昔のことではないようです。

トマトがイタリアに入ってきたのは今から4世紀程前、スペイン人によってヨーロッパにもたらされたのが始まり。しかも最初は食用ではなく観賞用で、一般の人の目には触れることがなかったようです。それはなぜかというと、最初は薬草として扱われており、その効能を知るために密かに栽培されていたためです。

「ベラドンナ」という植物をご存知でしょうか?これはイタリア語で書くと「Bella Donna」となり、「美しい女性」といった意味になります。この植物、実はアルカロイドという強い毒を持っています。そしてこのベラドンナの実や葉っぱがトマトに非常に似ているのです。実や葉っぱが似ているのだから、トマトにも毒があるのではないか?と考えるのが普通ですよね。ですので、最初は食用として広まらず、その効能を知るために色々と観察されていたようです。ですがそのうちに、トマトは食べても大丈夫だということが分かり、食用として広まっていきました。ナスと一緒に油で炒め、塩や胡椒で味付けして食べられていたみたいです。

トマトは英語で「tomato」ですが、イタリア語ではなぜか「pomodoro」です。この名前を最初に使用したのは植物学者のマッティオーリという人物で、「植物誌」の中で記述していました。そこでは、「未熟なうちは緑色だが、成熟することで黄色くなる」と書かれていました。ということは、最初にイタリアに持ち込まれたトマトは黄色だったのでしょうか?これは「pomodoro」という名前にヒントがありました。

pomodoro」は「pomo d’oro」から来ており、意味は「黄金のリンゴ」、つまりイタリアへ最初に持ち込まれたトマトは黄色だったということに他ならないのです。その後出版された「植物誌」に、”血液のような赤”や”ピンク”といった記述があることから、おそらく品種改良されて種類がどんどん増えていったのだと思われます。

今では、まんまる形、細長い形、椰子の実形、牛の心臓形なんてのもあるみたいです。イタリアに旅行に行ったら、トマトを観ているだけでも面白いかもしれませんね!私としては、できれば味わいたいですけど・・・笑

それでは今回はこのへんで。また次回お会いしましょう!

テッペイ

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