イタリアのカーニバル~四旬節~イースター

イタリアを含むカトリックのキリスト教の国では、ただ今「四旬節」という期間に入っています。四旬節はイースターの日まで続き、今回はこのキリスト教の中でも最も古く重要とされるお祭りとそれに関する一連の期間について少しまとめてみようと思います。イタリアはカトリックと文化・慣習が深く結びついている国で、その文化や芸術を理解するためにもおさらいをしてみようと思います。

四旬節とは、元々この期間が洗礼の準備期間であったためにキリストが荒地で40日間断食をしたことをふまえて、キリストの復活までの日曜日を抜いた40日間を節制して過ごす期間となっています。

古代・中世にはこの期間に肉食を絶っていたので、四旬節の始まる前日に人々はごちそうを食べどんちゃん騒ぎをしていました。これが今のカーニバル (Carnevale, 謝肉祭)の原型であり、カーニバルという言葉もラテン語のcarne (肉) +levare (取り去る)に由来しています。カーニバル自体は実は宗教的なお祭りではないものの、中世から続くヴェネツィアのカーニバルはあまりにも有名で、人々は仮装をし身分を隠すことで自由にお祭りを楽しんでいました。これは毎年二月の初旬から始まり「懺悔の火曜日 (martedì grasso)」と呼ばれる四旬節前日の火曜日まで行われています。ヴェネツィア以外にもあまり知られていませんが、トスカーナ州のヴィアレッジョという町ではでヨーロッパ3大カーニバルの1つが催されます!

翌日の水曜日は「灰の水曜日 (mercoledì delle Ceneri)」と呼ばれ、元々はどんちゃん騒ぎをした後でその罪を償い、教会で回心の印として灰を頭や額にかけてもらっていました。そしてこの水曜日からいよいよ四旬節が始まります。

四旬節はイースター (Pasqua, 復活祭)の日で終わりを迎えるのですが、そのちょうど一週間前の日曜日から「聖週間」が始まります。日曜日にキリストがエルサレムに入り、月・火・水曜日と次第に人々にされ、木曜日に最後の晩餐、金曜日にキリストは丘まで十字架を担ぎ、その十字架に架けられ亡くなります。この金曜日にイエスが死刑宣告を受け墓に葬られるまでの14の場面が教会の中で絵や彫刻の形をとって必ずと言っていいほど描かれています。

その三日後である日曜日にキリストが復活したことを祝うのが待ちに待ったイースターです。その日にちは春分後の満月の後の日曜日と定められており毎年変動するもので、今年は4月5日(日)になります。イタリアではその翌日の月曜日もパスクエッタ (Pasquetta)として祝日となっています。イタリアでは Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi! (クリスマスは家族と、イースターは一緒にいたい人と!)という言い回しがあり、家族と過ごすクリスマスに対して、イースターは恋人や友達と過ごすのが一般的となっています。ここまでが大体の一連の流れです。

そしてイタリアの行事の一部として忘れてはならないのが、お祭りに関わる甘いお菓子です!カーニバルとイースターの両方に特徴的で可愛くて美味しいお菓子が存在します、、、がこれについては次回の記事でご紹介しようと思います。お楽しみに!

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