ローマの4つの聖なる扉をくぐる、ジュビレオ Giubileo

みなさんこんにちは。パリの同時テロから早1週間が経ちました。事件後もその影響は他のヨーロッパの国々に及びますます緊張感が高まっています。私がいたイタリア・ローマでも同様に厳重態勢が布かれ、武装した軍隊や空港での逮捕やメトロでの爆弾の誤警報など連日ストレスが多く人々は恐れを抱いているとのことです。一刻も早く人々が安心して暮らせるようになりますように、と遠く離れた日本から願うばかりです。

さて、ローマで特に緊張感が高まっている理由の一つに来月12月8日(無原罪の御宿りImmacolata Concezione) から始まる「ジュビレオGiubileo」があります。これはカトリックの「聖年」と呼ばれる行事で、通常は25年に一度巡ってくるもので前回のジュビレオは2000年でした。ここであれまだ25年も経ってないのでは?と思われた方、今年のものは「特別聖年Giubileo Straordinario」といい、時代の大きな変化を迎えている今神の慈悲をより近くに感じてもらいたいという思いからフランチェスコ教皇が特別に宣言したため行われます。このようにテロの恰好の対象となりかねないカトリック世界の一大行事が目下に迫っているため、ローマ、特にバチカンでは一段と厳重な警備がしかれているようです。KIMG2765.JPG

ジュビレオでは、ローマの4大教会の普段は固く閉ざされている4つの聖なる扉が開かれ、これら全てをくぐった者は罪を赦されるといいます。ローマの4大教会とは、

バチカンの「サン・ピエトロ大聖堂San Pietro」、

テルミニ駅近くの「サンタ・マリア・マッジョーレSanta Maria Maggiore」、

コロッセオ付近の「サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノSan Giovanni in Laterano」、

壁の外の「サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラSan Paolo fuori le Mura」

の4つです。

余談ですが、私はこの4つ全てを訪れたことがあり上の3つは家や学校に近いのでよく行っていたのですが、サン・パオロ・フオーリ・ムーラだけはどこにあるのかも知りませんでした。ある時バスを乗り間違えて気づいて降りた時には全く見知らぬ場所で、勘を頼りに歩いていたら並はずれて巨大なサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラに出くわしたということがありました!ともかく中心地からは結構離れたところにあります。アクセスとしてはメトロBのBasilica di San Paolo で降りて歩いていくのが最も楽でしょう。また、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラとサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノの回廊キオストロ は装飾がとても美しいのでぜひ立ち寄ってみてください。そしてサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノとサンタ・マリア・マッジョーレは床のコズマ風の幾何学模様のタイル装飾が必見です。

ジュビレオのロゴマーク
ジュビレオのログマーク

 大勢の人の参拝が予想されるためか、現代的ですがサン・ピエトロ大聖堂だけはオンラインでの予約登録ができるそうです。自分はキリスト教信者ではないけれど…という方、ジュビレオは親和・対話そして互いに許し合うという目的のためにも、カトリックの信者・信者でない人、キリスト教の人・キリスト教でない人など全ての人のためであると述べられています。ジュビレオは2016年の11月20日までで、その後には扉は閉ざされ塗り固められます。期間中にローマに立ち寄る機会があれば、現地の空気感を味わうためにもこれらの教会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

マイ

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