イタリアで一人ぼっちから脱出するためのバール

18apr-2015-Ken-fotoイタリアのバールと言えば、みなさんご存知の通り、イタリア社会の社交場の1つです。今回は、日本人が、見知らぬ町に住み始めた時に、一人ぼっちからなるべく早く脱出するにはどう行動するのが一番良さそうか、を考えてみます。そこに絡んでくるのが、バールです。

僕は、最近再びイタリアに戻ってきました。ある仕事をするためなのですが、今回住むことになったのはミラノの郊外の町、ミラーノ・トゥレという地区です。ミラノ市地下鉄の最も南にある駅の1つアッビアーテグラッソから、さらに南にバスで行ったところにある田舎の町です。

これまでミラーノ・ミラーノ(ミラノの旧城壁の内側のエリア、つまりど真ん中の地区、またはそこ出身の人)であることを誇っていた僕ですが、それは去年までの話。今年は、フオーリ・ミラーノ(ミラノの外)の生活で、当然地元の知り合いはゼロです。しかし、来てからわずか2週間で「はぁ、今日は気分が重くて、なんだかいいところがなかった・・・」なんて気分の時に、駆け込み寺的に入っていけるバールが2件あります。そして、そこの店員とちょっとでもお喋りするだけで気分が本当にリフレッシュします。こうして「自分のバール」ができてくると、急に街全体が多かれ少なかれ知り合いになったような錯覚が生まれます。だから、居心地がとてもよくなりますし、何より寂しくなくなります。

ここで少し心配になるのが、語学力だと思います。バールでは語学の勉強に役立つような会話を期待することはできないため、普段から自分で努力しておく必要があります。僕の場合は、自分が好きで得意な話題を「芸術」「サッカー」にまず絞ってそこの語彙をどんどん増やしていきました。こうすることで、僕の顔を見た店員さんはその話題を自動的に選ぶようになり、会話がうまくできるかどうかという不安は消せます。

今のイタリアには、色んな人種の人が住んでいて、経済力も様々に違います。しかし、バールでは誰もが元気に挨拶し、カフェを飲んで元気を取り戻し、時にはお客さん同士が近づくこともあります。特に、地元に根付いたバールでは人と人との触れ合いを目の当たりに出来る点で、イタリア文化の縮図を垣間みることが出来るとも言えるでしょう。

イタリアへ仕事で行く人も、語学等の留学で行く人も、是非自分の好きなバールを見つけ、通い詰めて、喜びも悲しみも共有してくれる素敵なバールを作って欲しいなと思います。

ケン

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