イタリアに留学する (2)

始めに(2013年)

イタリアに留学する際、3ヶ月以上の期間を過ごすのであれば、まずビザが必要になります。また、居住地の警察で滞在許可証というカードを作成する必要があります。これ以外に、通学する学校の入学手続きを行います。

前回の記事では、上のうち、主にビザの申請について2013年9月時点のデータをベースにして苦労した点について触れました。

滞在許可証の手続きは、現在中途なので、今月末にまた書こうと思います。その代わりに、今回はイタリアの大学生活について書きます。

イタリア語力

僕はこれまで、イタリアに語学留学(私立学校への私費留学)はしたことがありましたが、今回は国立大学で美術史を学ぶための留学です。しかし、実際には、いわゆるCALPレベルに到達できるのかどうかを試すのが本当の目的です。したがって、最初に考えたことは、果たして自分の語学力で大学の授業についていけるのか、ということです。

この点、出席初日の授業で、すぐに分かりました。自分の語学力では全くついていけません。ついていけない理由は、主に以下の点です。

第一に、キリスト教についての基礎知識、イタリアの歴史についてほぼ何も知らないことです。例えば、モザイク画やフレスコ画の意味を分析する際、鷲やライオン、牛が書いてあっても「ふーん・・・」で終わってしまうレベルです。キローというキリストを象徴する記号も、今回初めて知りました。

第二に、美術に関する用語を知らないことです。梁、丸天井、アプシス(後陣)、梁間、ネーブ(身廊)など、イタリア語では勿論、日本語でもそんな言葉が存在することすら知らない言葉だらけです。また、ギリシャ語、フランス語やドイツ語が人物名、建物名、地名として引用されることがあり、それらを聞き分けながら理解するのは、今はできません。

したがって、教科書を読み、理解する際には、自分で購入してきた補助教材、インターネットで写真検索、Wikipediaでの調査、といった何重もの作戦を積み重ねていく必要があります。非常に時間のかかることです。

もっとも、言い方を変えれば、単語を増やし、歴史を一通り学んでしまえば、教授の話を理解することは難しいことではないと感じます。

録音は役立たず

ところで、僕は当初、授業を録音してそれを繰り返し聞くことを、主な作戦として想定していました。そのために日本でオリンパスの録音機器を購入しました。しかしながら、上に述べた理由により、1000回聞いたとしても理解できない、という結論にすぐに到達しました。録音は続けていますが、唯一の使い道は多分、留学の最後に自分がどれほど理解できたかを測る物差しにすることくらいでしょうか。

最後に

イタリアに留学するなら、まず何よりも自分と気の合う友人を作ることが何よりも大事だと思います。僕も、2回目の授業で声をかけた人が、偶然日本の美術に関心を持ち続けてきた男子で、すぐに仲良くなることができました。授業が全く理解できない以上、彼の助けは不可欠です。

彼は、毎回授業が終わった後で、補講をしてくれます。というのも、僕は、授業がかなり進んでから出席し始めたので、それまでの内容は何一つ知らないからです。

試験は口頭でのみ行われるので、もっと準備の質を高めていかなければいけません。

以上

ケン

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