イタリアの教育

今回のテーマは、イタリアの教育についてです。幼稚園や専門学校まで含めた範囲で、日本とイタリアの比較をざっとしてみようと思います。さらに、子育てについても触れます。

小学校よりも前

イタリアでは、共働きの夫婦やカップルが多いです。専業主婦もいますが、僕の知り合いにはほとんどいません。おばあちゃん世代は別ですが。

さて、日本では早ければ0歳から保育園に通いますが、イタリアでは、だいたい3歳くらいから幼児学校(とでも訳せば良いでしょうか)という教育施設に通います。もっとも、通うかどうかは各家庭の事情にも左右されます。通うのが多数派の日本とは異なります。

そのような施設の建物は、日本とは大きく違い、石造りの集合住宅的な建物の一角を施設が占めています。だから、子ども達が遊べるような、柵で囲まれた遊び場はありません。「◯◯保育園/幼稚園」という看板もありません。住所表示として、学校の名称表示はある程度です。

この時期の子どもを持つ親は、時々子どもを近所に住む親や兄弟に預けて、二人きりで出かけます。子どもを連れてレストラン等の場所に行くのはマナー違反だからです。僕はこの点にとても賛成です。日本でも、もっと場所毎のマナー意識を持つべきだと思います。

小学校〜中学校

小学校は5年間、中学校は3年間通います。問題はこの後です。イタリアでは、中学校を卒業した後、主な進路として職業・専門学校に進む選択もあります。日本だと、専門学校に行くにしても、「とりあえずは」高校を卒業してからというのが一般的です。この点、イタリアではかなり早い段階から「自分の専門性は何か」「好きなことは何か」を意識して進路を決めていくという姿勢が感じられます。

ところで、学校での生活はどのようなものでしょう。

まず、イタリアでは学校の授業は昼過ぎには終わります。だから、お弁当を持っていったり、給食をみんなで食べたり、とかはありません。授業では、イタリア語の文法を勉強したり、算数の筆算を習ったり、音楽では歌を歌ったり、とだいたい日本と科目は同じようです。もっとも、細かいところで言えば、算数の筆算の表記が日本とはまるで違っていたり、音楽では日本語の歌を歌ったり、と違いもたくさんあります。

出欠の確認では、日本だと名前を呼ばれて「はい」と返事をするのが普通ですが、イタリアだと「Presente!」(出席です、ここにいます)と答えます。「はい」にあたる「Sì」を使わないのが面白いですね。

また、他人を呼ぶときには名前で呼び、名字は普通は使いません。もっとも、イタリア人の名前は割と簡単に「かぶる」ため、同じ名前でも短縮バージョンの呼び方を変えることで使い分けしています。(Francescaという女の子が二人いれば、一人はFra、もう一人はCesca等)

高校〜大学

さて、高校や専門学校を卒業した後ですが、就職する人が多いようです。また、大学に進む人もいますが、イタリアの大学は一部の学部(医学部、歯学部、獣医学部、建築学部等)を除き、高校等の卒業資格を持っていれば、入学は出来ます。その一方で、入学後に様々な事情で大学を辞める人も相当数います。たとえば、僕の友人が多くいるVeneziaのCa’ Foscari大学のある学部では、入学時に200人くらいいる同期学生が最終学年(3年生)になると4分の1に減っていると言います。また、学部の3年間を過ごすと、更に学びたい人は院の2年間へと進めます。

今回は、概観しただけで終わりますが、今後また面白い違いを見つけたら記事にしたいと思います。

次は、イタリアで買える日本製品について書きます。また会いましょう。

ケン

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